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12.10 : 橈骨動脈の脈拍の評価

橈骨動脈の脈拍の評価

手首にある橈骨脈は、そのアクセスしやすさと信頼性の高さから、末梢脈拍を評価するのに好まれる部位であることがよくあります。 橈骨動脈の脈拍を見極めるプロセスには、いくつかの手順があります。

  1. 手指衛生:
    • 微生物の感染を防ぐために手指衛生を行うことから始めます。
  2. 準備:
    • 身元確認: 正確かつ安全な所見を取るのに、患者の身元を確認します。
    • 決定: 患者の状態に基づいて脈拍測定の必要性を評価します。
    • 装備の準備: 秒針付きの時計、ペン、バイタル サイン フローシート、および必要に応じて個人用保護具 (PPE) (血液や体液にさらされる危険がある場合は手袋など) を準備します。
  3. 患者に近づく:
    • 手順の説明: 患者が安心して協力できるよう、所見の目的と手順を説明します。
    • 体位: 患者に仰向けの姿勢で座るか横になってもらいます。 脈拍測定に影響を与える可能性があるため、患者の腕がサポートされリラックスしていることを確認し、心臓の高さよりも高くならないようにしてください。
  4. 脈拍の位置を特定する:
    • 人差し指、中指、薬指の腹を使って、患者の手首の親指の付け根のすぐ下、手首の骨に隣接する橈骨動脈の位置を確認します。
    • 脈拍が触知できるまで、動脈溝に穏やかな圧力を加えます。
  5. 評価:
    • 脈拍のリズム (規則的または不規則)、強さ (強い、弱い)、および振幅を評価します。
    • 正確な測定値を得るために、1 分間の脈拍数をカウントします。 いかなる不規則性にも注意する必要があります。
  6. 左右比較:
    • 脈拍の測定値を両側 (両方の手首) で比較し、血管の異常を示す不一致がないか確認します。
  7. 手順後:
    • 患者を快適な姿勢に誘導し、手指衛生を実施し、使用済みのアイテムを交換します。
    • 重要な発見を文書化して報告します。

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